シルクフィブロインの最終製品で届出へ ドクターセラム(2015.8.20)


 健康食品・化粧品受託製造のドクターセラム㈱は、同社オリジナル健康食品素材のシルクフィブロインについて、機能性表示食品制度に対応する目的で、9月からプラセボ対照二重盲検臨床試験を始める。

 最終商品の臨床試験を機能性の科学的根拠とする届出を行う計画。来春に試験を終え、本国内査読付き論文誌への投稿、届出を行い、来夏ごろにも機能性表示食品として販売を始めたい考えだ。
9月から始める臨床試験で検証する主な機能性は、これまでに実施したヒトモニター試験で顕著な効果が見られていた脂質、糖質に対する作用とする。これまでに延べ約1900人分のデータを積み上げてきた。

 モニター試験の結果としては、中性脂肪値低下作用のほかにも、血糖値やコレステロール値などの低減効果といった、メタボリックシンドロームの予防機能が示唆されている。モニター試験の被験者には、いわゆる病者が含まれる一方、境界域の人も多く、層別解析などを行うことで、副次的な科学的根拠としての活用可能性も検討する。


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