アガベシロップ5割増で推移 イデアプロモーション
(2015.8.24)
㈱イデアプロモーションが原料供給するアガベシロップの売れ行きが好調だ。前年に比べ50%増で推移しており、今年12月までの年間供給量は200㌧を超える見通しだという。
ここ数年は女性誌のダイエット特集などで〝血糖値の上昇を穏やかにする素材〟などと紹介され、女性の認知度が一気に向上。これにより、若年層女性が多く訪れる東京・表参道や青山のカフェなどで多数採用され、今人気のコールドプレスジュースやスムージーなどに利用されているという。
また、スーパーなどの量販店でボトルタイプが徐々に採用され始め、今では「新規顧客からの注文が毎月10件ある」と同社の薮田昌彦部長は話す。
今後の展開について薮田部長は「運動時の食品や飲料への提案も面白い。以前は試合前に炭水化物の摂取が薦められていたが、最近の見解では炭水化物を摂って一度血糖値を上げてしまうと、体が逆に血糖値を下げてしまいパフォーマンス低下を招くという。低GIのアガベシロップならそれを防ぐことができる」と述べ、新たな販路開拓を視野に入れている。