美容食品素材の取扱強化 タモギタケ由来で2製品(2013.10.10)


 ㈱エル・エスコーポレーションがタモギタケ由来美容食品素材のラインナップを強化する。抗酸化成分「エルゴチオネイン」を規格化した新原料の取り扱いを始めるほか、昨年上市のセラミド原料に関連し、ドリンク類に配合しやすい水溶性素材を新たに開発した。オリジナル美容食品素材の「ヒアロコラーゲン」や「ヌクレオプロテイン」(核酸)とともに拡販していく。

 タモギタケはヒラタケ科の食用キノコ。1980年代に日本で人工栽培方法が確立された後、生鮮食品として販売されたり、健康食品原料としても利用されたりしている。

 同社では今回、強い抗酸化活性があるなどとして高級化粧品に配合されているエルゴチオネインを規格化した新原料として、「アミノチオネイン」(登録商標)を開発。含有量1%以上で規格化したエキス末原料となっている。

 エルゴチオネインの美容機能としては、肌荒れ予防や紫外線防御効果が期待されているほか、抗炎症作用に優れるとも言われており、美容以外にも多様な機能を持つ可能性が高い。同社としても今後、機能性研究を進めて用途を広げていきたい考えだ。


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