不健康な生活でAGE量が増加(2013.10.10)


 AGEの啓発活動を推進するAGE測定推進協会は10日、老化などに関わるAGE量の増加は不健康な食生活・ライフスタイルに関係することを明らかにした。同協会顧問の久留米大学・山岸昌一教授らとの共同研究成果。同日発刊の総合学術誌「ファルマ・メディカ」で発表した。

 発表演題は「TruAgeスキャナーを用いた皮膚自家蛍光値と食・生活習慣との関連」。10~70代の男女4017名を対象にAGE測定器で皮膚に蓄積するAGE量を測定、同時に被験者に食・生活習慣のアンケート調査を実施した。アンケートは運動、喫煙、飲酒、睡眠、食生活に関することなど12項目。その結果、AGE量は加齢によって増加するとともに、不健康な食生活・ライフスタイルによって増加することが分かった。生野菜の積極的な摂取や、インスタント食品などの加工食品をなるべく摂取しない人は実年齢より5歳若い値を示した。また日常的に喫煙する人は5歳老ける値だった。なお、飲酒に関しては有意差はあるものの、大きな差は見られなかったとしている。


Clip to Evernote

ページトップ