植物由来2成分を非医薬に ヨーロッパブドウは区分変更せず(2013.10.24)

厚労省看板&外観ヨコ小

 厚生労働省は22日、食薬区分(医薬品の範囲に関する基準)の一部改正案を公表し、同日からパブリックコメントの募集を開始した。来月21日まで受付ける。改正案は、非医薬品リスト(効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質)の植物由来物質等の項目に、新たに「カントウタンポポ」(全草)と、「アントロディア カンフォラタ(Antrodia camphorata)」(菌糸体、一般的には「ベニクスノキダケ」)を追加。このほか同リストに収載済の「クロレラ」の使用部位を、藻類・エキスから藻体に改めるほか、「トウチュウカソウ」の使用部位も、全草から子実体及びその寄主であるセミ類の幼虫を乾燥したものに改める。

 同改正は先月30日に行われた同省のワーキンググループで審議、結論を得たもの。今回新規収載される2成分は、いずれも安全性に問題がないとの結論を下していた。また、非医薬品から医薬品へ区分変更するよう照会があったヨーロッパブドウ(葉、葉柄)も審議し、食経験が豊富で特に問題となる有害情報が知られてないなどとして、区分変更を行わないとの結論に至った。

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