近大マグロでコラーゲン事業 味覚糖、まずは化粧品とグミ(2016.2.22)
UHA味覚糖㈱と近畿大学は22日、昨年8月から進めていた近大マグロを用いたコラーゲン事業を開始すると発表した。まずは新ブランドを立ち上げ化粧品とグミを市場投入し、併せて原料供給事業にも着手する方針だ。
新ブランド「美とお口から研究所」から発売するのはリップスクラブ1品とグミサプリ2品の計3品。市販のコラーゲンと比べ約2倍の保水効果を持つ近大マグロの皮から抽出した希少な〝フルレングスコラーゲン〟をそれぞれに配合した。リップスクラブは唇のナイトケア商品として、グミはユーカリエキスなどを加えてオーラルケアも追求した。販売はココカラファインの全国200店舗で専用什器なども用意し、化粧品は3000個、グミは4000個を限定的に売り出す。「3カ月で将来性を見極める」(山田泰正社長)とし、コラーゲンの製造状況をみながらアイテムを拡充していく。
原料供給については、同社奈良工場にコラーゲン製造のラインを設けた。すでに引き合いもあり一部供給も始める予定で、今春を目途に本格的な事業化に乗り出す。