「ゲンコウ」に育毛作用 東洋新薬(2013.11.11)


 ㈱東洋新薬は11日、佐賀県固有の香酸柑橘類「ゲンコウ」の果皮抽出物に育毛作用のあることを動物試験で確認したと発表した。剃毛したマウスに24日間塗布し育毛状態をスコア化して評価したところ、対照群と比べて強い育毛作用が認められたという。研究成果は先ごろ開催された第20回日本未病システム学会でも発表した。

 同素材は、本部・工場を置く佐賀県との間で産業振興に関する協定を昨年1月に締結した同社が、県地域資源の付加価値創出に取り組む中で開発したもの。これまでの研究で、育毛に関与するFGF7、VEGFなどといった成長因子の発現を亢進する働きのあることが細胞・遺伝子レベルで確認されていた。

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