㈱東洋新薬が「大麦若葉末」の摂取に伴う美肌作用を臨床試験で確認し、先ごろ学会発表した。同素材には、食物繊維をはじめ、ビタミンB2・B6、βカロテン、ビタミンC・Eなどといった肌に良いとされる成分が含まれる。
発表によると、肌荒れ症状がある成人女性20名を対象にした二重盲検並行群間試験を実施した結果、大麦若葉末摂取群の頬部の角層水分量が摂取前に比べて有意に増加。また、肌の明るさについては、摂取前とプラセボの両方との比較において有意な改善が認められたという。摂取量および摂取期間はそれぞれ1g、8週間。
試験は、北里研究所病院・美容医学センターの毛利麻里氏および南青山ガーデンクリニックの杉田俊郎理事長らと共同で実施したもの。第20回日本未病システム学会学術総会で発表した。