料理、給食分野で意見整理 (2013.11.28)


 日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会の第4回会合が11月28日、開催された。今回は調理、給食の分野から様々な意見が提示された。

 日本料理をつくる立場から意見を述べた田村隆構成員(つきぢ田村社長)は、現代は携帯電話やコンビニなど昔に比べ手間暇をかけることが少ない便利な世の中で、料理にしても出汁をとる手間をかけない状況だとし、これらを昔のように普通に料理するように変えることで健康な食事は保てるとした。

 給食の分野からは、宇野薫構成員(㈱タニタ・管理栄養士)が全社的に行っている健康プロジェクトの概要とその成果を紹介した。社員の健康レベルを高める各種施策を展開し、社員食堂における低カロリー食の提案と体組成計を活用することなどで自己管理意識を高めた実績を報告。モチベーションの維持についても、成果ランキングを張り出すなどユニークな取組み事例を紹介した。

 次回第5回会合は12月16日に行い、来年1月以降に論点整理などの作業に入る。


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