16年度届出総数 400品目突破 機能性表示食品(2017.2.13)
今年度(2016年度)の機能性表示食品の届出総数が13日、400品目を超え、402品目となった。制度施行以来の総届出数も700品目を超え、届出自主撤回分も含めて累計712品目にまで増えた。今年度が終わるまでに800品目を超えるとみられる。
昨年12月以降、制度を所管する消費者庁は、機能性表示食品の届出情報の更新頻度と更新品目数を大きく増やしている。政府の規制改革推進会議のワーキンググループは12月14日、同庁担当課を会合に呼び、届出の公表遅れを厳しく追及していた。
同庁は今月10日の届出情報更新で新たに16品目を追加。また、13日にも更新を行い、新たに4品目を追加し、2日間で20品目を新たに積み上げた。
13日の更新では、新規の機能性関与成分として、パイナップル由来グルコシルセラミドが追加された。届け出たのは新規届出企業の㈱OEM(東京都新宿区)で、原料供給する丸善製薬㈱が実施した研究レビューを届け出たもの。肌の潤い(水分)を逃がしにくくする機能を訴求する。機能性関与成分としてのグルコシルセラミドを巡っては、主要原料メーカー各社が研究レビューなどを実施し届出支援を展開しており、これにより主要原料メーカー各社が届出実績をあげたことになる。