栄養ガイドラインの策定を決定 日本サッカー協会 代表チームまで網羅(2017.10.19)


 日本サッカー協会(JFA、田嶋幸三会長)が、育成年代から日本代表チームまでを網羅する「栄養ガイドライン」を策定する方針であることが分かった。これは12日に開かれたJFA理事会で決められたもので、JFA医学委員会の中に新たに「栄養サポート部会」を新設し、当面の活動として、子供や中高校生を対象に栄養に関する情報を発信していく。JFAではこうした活動をベースに、子供から日本代表チームに至る栄養ガイドラインを策定する方針。

 近年、スポーツと栄養の重要性が、スポーツ医科学の領域からも指摘されており、スポーツ庁も学校部活動ガイドラインの策定や女性や高齢者のスポーツ参加推進策の中で重視しつつある。

 JFAでは、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)の方針に準じて、「サプリメントはなるべく摂取しない」ことを基本方針としており、こうした方針も今回の栄養ガイドライン策定の背景にあるものと思われる。JFAでは、9月中旬にサプリメント摂取に関する注意喚起の文書を傘下の各団体・チームに発出している。

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