DHA、タマ生化学も届出支援 高含有粉末も発売(2017.10.23)


 DHA(ドコサヘキサエン酸)で認知機能に対する働きを訴求する機能性表示食品の届出サポート活動を、原料メーカーのタマ生化学が始めた。同機能を表示できると考えられるDHAの1日あたり摂取目安量について、544㍉㌘以上900㍉㌘未満の研究レビューを用意した。これに合わせ、DHAを高含有するパウダー品の発売準備も進めている。

 研究レビューは、同社と同じく魚油を製造販売する日油と連携して用意。原料市場では競合同士だが、互いに協力することで、最終製品販売会社等への届出サポートを効果的に進める。すでに完了した研究レビューとは別のレビューも進行中だ。より低用量の1日240㍉㌘でも、同様に認知機能に関する機能性が報告されていると言えるかどうかを確かめている。

 一方、タマ生化学では、機能性表示食品制度に対応することでDHA原料の拡販を目指すにあたり、新製品も市場投入する。DHAを絶対値として1㌘あたり300㍉㌘以上含有するパウダー品の発売準備を進めており、近く、製造販売体制が整う見通し。これにより、タブレットやハードカプセルのほか、オイル品では難しい一般加工食品に応用できるようにする。


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