ビワ種粉末からまたシアン化合物 奈良の自然健康社(2017.10.23)
奈良県に本社を置く㈱自然健康社は23日、「びわの種粉末スティック」の2種商品に、食品衛生法の規制値を超えるシアン化合物が含有されているとして、リコール、商品回収の情報をホームページに掲載した。対象は賞味期限が2018年1月1日から9月30日となっているもの。
ビワの種に起因するシアン化合物の含有・検出は、本紙が把握している限りでは、6日の佐賀県による㈱川原茶業(佐賀県嬉野市)の商品回収命令に次ぐ2例目。いずれも東京都の買上げ調査で判明した。ビワの種は微量の青酸配糖体アミグダリンを含有しており、経口摂取で胃腸内で分解されるとシアン化水素(青酸)を発生する。このため通常は、ビワの種を加熱したり、砕いて一定期間経過させ無毒化する処置が必要になる。