コラーゲン機能、科学的根拠網羅(2014.1.14)


 新田ゼラチン、ニッピなど国内コラーゲン原料メーカーで構成される日本ゼラチン・コラーゲンペプチド工業組合が(GMJ)、コラーゲンペプチドの機能性を巡るエビデンスについて、国内外の研究データを網羅した書籍の編集作業を進めている。書籍名は「コラーゲンペプチド・ファクトブック」。2015年3月までに刊行する。

 組合設立50周年記念事業として編集・刊行するもので、昭和62年に編纂した「にかわとゼラチン 産業史と科学技術」の増補版としてまとめる。経済産業省の平成25年度皮革産業国際化等推進事業の補助も受ける。

 内容は、コラーゲンペプチドの製造方法や用途などを紹介しつつ、近年になり明らかにされたコラーゲンペプチドの経口摂取に伴う生理機能や最新研究成果などの文献を国内外から収集し、アブストラクトのかたちで紹介するというもの。作用メカニズムも伝える。

 GMJでは同書の中国語版の出版も検討している。中国では昨年、コラーゲンの効果効能に関するネガティブ報道が行われ、拡大傾向にあったコラーゲン商材の消費に水を差した。GMJによれば、報道内容は過去の常識に基づくもの。

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