マカ、レスベなど最新研究多数 日本薬学会第134年会(2014.2.10)


 3月27日から30日までの4日間、ホテル日航熊本など3会場で、日本薬学会第134年会(組織委員長・大塚雅巳氏<熊本大学教授>)が開催される。今年のテーマは「薬を創り、薬を育み、命を衛る」で、日本版NIH創設に向けた動きに絡めた特別シンポジウムや、超高齢社会を見据えた新たな医薬剤型の開発・提案などの一般シンポジウム59題、会員による一般口演1037、ポスター2569題などが予定されている。


 一般シンポジウムからは、βクリプトキサンチンの生活習慣病予防などについて取り上げる「食品の機能性研究最前線:老化とストレス」や、プラチナナノ粒子を用いた酸化ストレス疾患治療戦略を説く「微量金属の疾病予防・治療への応用はどこまで可能か」のほか、変形性膝関節症や皮膚疾患に対するクルクミンの作用を追究する「クルクミン研究最前線」が行われる。


 毎年数多くの健康関連素材の機能性が発表される一般口演・ポスター発表からは、プロポリスやマカ、レスベラトロール、プラセンタなど多数の研究成果が報告される。以下、演題を抜粋。「ブラジル産プロポリス含有成分のⅠ型アレルギー抑制作用メカニズムの解明」「ペルー産薬用植物マカのヒトの摂食後血糖値に与える影響」「レスベラトロール類縁体を豊富に含むメリンジョ種子抽出物によるマウスの寿命延長効果」「ブドウ茎抽出物の単回摂取による血流改善効果」「桑樹皮抽出物の血糖上昇抑制作用と血圧上昇抑制作用」「天然素材であるハトムギを用いた肺発がん予防の検討」など。


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