ニチニチ製薬「LFK」が特許 「Ⅱ型肺胞上皮細胞活性剤」(2014.2.13)
ニチニチ製薬㈱が供給する殺菌乳酸菌FK‐23株の酵素処理物「LFK」がこのほど、「Ⅱ型肺胞上皮細胞活性剤」として特許を取得した(特許番号:5451703)。インフルエンザウイルス感染による、肺胞上皮細胞のバリアー機能崩壊抑制作用が認められた結果と、同社では4日に発表している。
試験では、マウスにH1N1型インフルエンザウイルスに感染させる1週間前からLFKを摂取させた結果、①肺の保護タンパク質の分泌や、酸素と二酸化炭素のガス交換に関わる細胞に分化できるⅡ型肺胞上皮細胞が増殖し、肺機能障害を緩和させる②ウイルス感染による過剰な肺の炎症を抑制する――などが確認された。
同社ではこの特許取得により、LFKを抗インフルエンザウイルス素材として、提案強化していくとしている。