アミノ酸事業など新領域創出 味の素 3カ年の中期経営計画(2014.2.24)
味の素㈱は21日、2014年度から3カ年の中期経営計画を発表した。16年度には、今期見込みの営業利益620億円を910億円と5割増に引き上げるために、同社が持つ先端バイオ・ファイン技術を活かした新素材の開発や、健康状態解析サービス「アミノインデックス」技術を用いたビジネスモデルの創出を図る。
そのほか事業に組み込まれている健康ケア分野では、今期見込み売上832億円を16年度で1010億円の拡大を目指す。そのために既存事業の構造強化、ヘルスケア領域の新事業創出を掲げる。既存事業では、「アミノバイタル」などスペシャリティ製品について、スポーツジュニア市場や海外アスリート市場など新たな領域の事業拡大とともに、高継続商品群の強化を図る。新事業創出では、個別化栄養ソリューションとして、食事メニューの提案や、調味料・食品・サプリメントなどでの製品事業の開拓などを進める。