〝飲む紫外線ケア〟 市場形成へ 明治、富士フイルムが相次ぎ発売(2020.4.16)


 紫外線刺激から肌を保護する働きを訴求する機能性表示食品の販売が今月から始まっている。7日、明治が飲むタイプのヨーグルト1品を発売したのを皮切りに、15日には富士フイルムがサプリメントとドリンクの2品を発売。現在のところ届出済み商品は同3品の他、グリコ栄養食品によるサプリ1品の都合4品にとどまるが、届出件数が増えていくことで美容食品市場に新たなカテゴリーが形成される可能性がある。

 富士フイルムが15日に新発売したのは機能性表示食品の『アスタリフト サプリメントホワイトシールド』『同 ドリンクホワイトシールド』の2品。いずれもアスタキサンチンを機能性関与成分にしたもので、ヘルスクレームは次の通り。

 「抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、肌のうるおいを守る機能性が報告されています」──抗酸化作用にも言及しながら肌に対する働きを訴求するのが特徴だ。

 価格は、サプリメントが60粒(約30日分)入りで税別4000円。ドリンクが1本50mL×10本パックで同3000円。同社によると、ドリンクには、機能性関与成分として、アスタキサンチンの吸収効率を高めた「ナノアスタキサンチン」を配合するという。

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