ローヤルゼリー国際規格が近日実現か(2014.3.6)
全国ローヤルゼリー公正取引協議会の松香光夫会長は4日、都内で開催された平成26年度定時総会で、中国や欧州と進めているローヤルゼリーのISO国際規格化が、近いうちに実現する可能性があることを発表した。
これまでの国際規格化に向けた会合では、給餌したミツバチと自然に生育したミツバチから採取したローヤルゼリーの違い、総脂質や糖分を規格成分として盛り込むかなどで、中国やフランスなどの欧州各国と検討を重ねてきた。昨年7月に東京で行われた会合では、給餌したミツバチ由来をタイプⅠ、自然に生育したミツバチ由来をタイプⅡのローヤルゼリーとするほか、総脂質と糖分を盛り込むことでほぼ合意を得た。
その件に触れた松香会長は「規格化に向けての話し合いが一段階終わって、新しい段階に入った。実現していこうという雰囲気が固まってきた」と話し、会議参加国の話し合いが順調に進み出したことを明らかにした。現在は、合意事項を中国が取りまとめるとともに、細部について参加国と調整しているところで、今後、ローヤルゼリーの新規格化案として提出され、参加国の国際投票にかけられる。
松香会長はその提出案で規格がほぼ固まると見込んでおり、「間もなく目に見える形で報告できるのではないか」と述べた。
このほか、総会では 役員改選が行われ、松香会長をはじめ副会長の㈱山田養蜂場の山田英生社長、㈱クヰンビーガーデンの小田忠信社長、水谷養蜂園㈱の水谷友彦社長、専務理事の高橋克美氏は再任したが、アピ㈱の野々垣孝会長は副会長を辞退し、当面は副会長を3人体制にすることを決めた。