美肌トクホへ向け一歩前進(2014.3.6)
食品安全委員会の新開発食品専門調査会は4日、肌が乾燥しがちな方に適する旨の特定保健用食品として、消費者庁に表示許可申請されている清涼飲料水「素肌ウォーター」(諮問時点の申請会社は資生堂)及びその関与成分などの安全性に関する審議を非公開で行い、評価結果をまとめた評価書案を食品安全委員会本会へ上げることを決めた。「美肌トクホ」の誕生に向け、また一歩前進したことになる。
「素肌ウォーター」は、経口摂取に伴う保湿作用のあることで知られる植物由来グルコシルセラミドを関与成分とするもの。同品が審議されるのは初回の12年10月以来、1年8カ月ぶり。トクホの関与成分としては新規の成分を含む抽出物であることから、前回審議では関与成分以外の含有成分に関する安全性に対する指摘などが出て、継続審議となっていた。
今後の審査の流れとしては、食品安全委員会の答申を受け、消費者委員会の新開発食品調査部会で改めて安全性および効果の判断が行われることになる。