キリン プラズマ乳酸菌、売上2倍に 背景に免疫への関心(2020.7.23)


 キリンホールディングスが独自素材として展開するプラズマ乳酸菌を用いた飲料やサプリメントの販売が好調だ。同社によると、ブランド展開している『イミューズ』を中心とした同乳酸菌配合の計8品の売上が伸びているといい、2020年上半期の売上金額が前年比約2倍と過去最高の販売推移をみせている。

 同社が7月13日発表した。好調の要因について同社は、昨今の体調管理に対する意識の高まりを背景に「ヨーグルト、飲料、サプリメントなど様々な食品を通じて、『乳酸菌』を積極的に摂取したいと考えるお客様が増加傾向にある」としている。

 同乳酸菌配合品のうち、「キリン イミューズ レモンと乳酸菌」「同イミューズ 水」など飲料3品が、量販・ドラッグストアチャネルを中心に好調で、1月から6月の販売数量は前年比2倍以上で推移している。

 また、プラズマ乳酸菌を配合した飲料の販売最盛期はこれまで冬季だったが、ドラッグストアでの直近1週間(2020年6月22日~28日、19年6月25日~7月1日の対比)の取扱い店舗率は前年比約6割増と拡大。これも好調要因と推測できるという。
 新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、シーズン性の課題が取り払われたとみられる。

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