JADMA月次調査 売上高7カ月連続増加 (2021.2.11)


日本通信販売協会(JADMA)が会員企業計126社を対象に行った2020年12月度通販売上高調査の結果、健康食品の売上高は156億8800万円となり、前年同月比は11%のプラスだった。増加は7カ月連続と好調が続いている。新型コロナウイルス感染拡大の影響が社会に大きく広がった20年4月以降、5月を除いて全ての月で増加した。

 12月は化粧品の売上高も同5.4%増の176億100万円と増加した。
 化粧品の増加は3カ月連続だが、消費増税に伴う駆け込み需要の反動を受けたと見られる9月の9.2%減を除けば、20年4月以降は連続して伸長している。化粧品は、コロナ禍で口紅などメイク関連商品の売上高が急減しているが、スキンケア商品を中心に、通販化粧品の売上高は好調とみられる。

 12月の総売上高は、同11.2%増の1544億200万円で2ケタ増を記録した。総売上高も増加傾向が続いており、20年4月以降は、9月を除いて全ての月で前年同月を上回った。

 12月は、健康食品の他にも2ケタの伸長を見せた商品カテゴリーが複数あり、「(健康食品を除く)食料品」が18.4%増、「衣料品」が15.6%増、「家庭用品」が20.8%増、「通信教育・サービス」が同23.9%増と大幅に増加した。1社あたり平均受注件数は、7万9944件(回答90社)と8万件に迫り、20年4月以降では最多だった。3カ月連続で7万件台が維持された。

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