キウイ由来新素材 初の届出 キポフェン「食事の脂肪吸収抑える」(2021.2.25)


 ウェイトマネジメント(体重管理)対応の機能性表示食品について、機能性関与成分の選択肢が広がった。消費者庁が2月10日に行った届出情報更新で、「キウイ由来プロシアニジン」の届出が初めて公開された。植物抽出物を主体とする機能性食品素材メーカーのオムニカが製造・販売を手掛けるキウイ果実抽出物の有効成分を機能性関与成分にしたもので、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能を表示できる。

 届出表示は、「本品にはキウイ由来プロシアニジンが含まれます。キウイ由来プロシアニジンは食事による脂肪の吸収を抑えることで、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能が報告されています」。システマティックレビューはオムニカで実施した。届出者は、サプリメントの販売などを手掛ける基理。

 キウイ由来プロシアニジンが届け出されるのは今回が初めて。オムニカでは、同成分を含むキウイ由来ポリフェノールに、リパーゼ阻害活性機能があることを明らかにして特許を取得(特表2010‐503609)。そして、安全性や機能性を検証するヒト試験を国内で複数回実施し、論文発表した上で、同成分を規格化した新素材として、キウイ果実抽出物『キポフェン』を開発した。

 キポフェンは、ポリフェノール含量を30%以上にまで引き上げた高度精製抽出物(エキス末)。キウイ果実380㌔㌘から1㌔㌘まで濃縮精製するという。届出公開を受け、今後、機能性表示食品対応素材として提案していく。

 今回の届出表示には直接反映されていないが、キポフェンを単回摂取することに伴う食事からの脂質吸収抑制機能性について、「効果サイズ」がヒト試験で検証されている。一般的な牛丼並盛一杯分の約60%に相当する「15㌘」であることが具体的に確認されており、同社は今後、ヘルスクレームを刷新することも検討する。

オムニカ、最終製品ОEMも
 今回届出されたキウイ由来プロシアニジンを機能性関与成分とするサプリメントの製造所は、オムニカの裾野工場とされている。裾野工場は、抽出物の製造を主な目的に設計・建設された工場だが、ハードカプセルなど一部剤形について最終商品の製造、包装などにも対応できる。
 健康食品GMP認証も取得済みだ。同社は今後、成分分析施設も兼ね備えた裾野工場を通じ、製剤化については外部の協力工場と連携しつつ、原材料から最終製品までの垂直統合型メーカーとして、最終製品のOEMも本格化していく計画だ。


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