金秀バイオ、微細藻類を展開へ 産学連携で開発 自社工場内で培養(2021.3.11)


 金秀バイオ(沖縄県糸満市)が、EPAやDHAを含有する微細藻類ナンノクロロプシスおよびラビリンチュラ(オーランチキナトリウム)を国内自社工場で培養できる技術を確立した。同社が9日発表した。

 今後、同工場内で培養から粉末化まで行い、サプリメント・健康食品向けの原材料として供給・販売していけるようにするための生産体制の整備を進める。沖縄発の新規素材として提案していきたい考え。また、同粉末を配合した最終製品の販売も進めていく計画だ。

 同社は、両微細藻類の培養技術を、沖縄県栽培漁業センター、東京工業大学、宮崎大学の産学連携で開発。9日、沖縄県糸満市の同センター内で、東京工業大学を除く3者で会見を行った。
海水域に生息する植物プランクトンのナンノクロロプシスはEPAを、海産微生物のラビリンチュラはDHAをそれぞれ多く含む。

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