健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　5‐ＡＬＡ（5‐アミノレブリン酸）のヘルスクレームがまた拡充された。

　別掲の届出更新一覧のG118。5‐ＡＬＡとして9件目の届出だ。ヘルスクレームはこれまでになかった疲労感の軽減。「日常生活での仕事による一時的な疲労感を軽減する機能があります。日常生活で一時的な疲れを感じる方に適しています」

　現在までの5‐ＡＬＡに関する届出は、全てSＢＩアラプロモ（東京都港区）が行っている。同社がこれまでに届け出たヘルスクレームは、▽食後血糖値の上昇抑制▽睡眠の質の改善▽運動量の増進サポート▽一時的に落ち込んだ気持ちの緩和（ストレスケア）──の大きく4機能。5つ目の機能性として、疲労感の軽減が追加された形だ。生理学的な働きから精神面に与える働きまで、機能を及ぼす範囲が広いのが特徴と言える。

　今、5‐ＡＬＡに注目している事業者は少なくないだろう。サプリメント・健康食品を卑下してきた過去のある某週刊誌が最近、誌面で大々的に持ち上げていることからも、その社会的な注目度の高さが窺われる。

　とはいえ、今年3月に発生した企業間係争が、5‐ＡＬＡの今後に影を落としている。早期に解決され、より多くの事業者が配合製品を販売できるようになる環境が形成されることを望みたい。市場をつくるには、多数の製品が流通される必要があることは論を俟たない。

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　別掲した今回の届出更新一覧には、計41件の新たな届出が収載された。

　今年4月1日以降、5月20日までの2カ月足らずで届け出られた機能性表示食品は計133件に上る。前の年度よりもやや早いペースだ。提出した書類に形式的な不備があり、差し戻されてしまった届出も含めれば、さらに多い。7年目を迎えても、事業者の届出に向けた熱はまったく衰えていないことが示唆される。

　大手企業も届出の手を休めていない。別掲の一覧には、ＤＨＣ（東京都港区）による届出が2件含まれる。G126とG130がそれで、いずれもサプリメント。同社からの届出はこれで累計40件となった（取り下げ含む）。機能性表示食品市場をけん引するファンケル（横浜市中区）の届出総数まで、あと4件に迫っている。