通販市場、10兆円突破 20年度 前年度比20%超の伸び(2021.8.26)


 2020年度(2020年4月~21年3月)の国内通信販売市場の売上高が推計で10兆円を突破したことが分かった。新型コロナ禍の長期化を受け、物品購入で通販の利用が大きく広がり、前年度から20%を超える伸びを示した。日本通信販売協会(JADMA)が会員企業および非会員企業を対象に調査し、8月23日、速報値として発表した。

 JADMAの調べによると、20年度の国内通販市場の売上高は10兆6300億円となった。前年度比は20.1%の大幅なプラスで、金額ベースでは前年から1兆7800億円も増加した。JADMA会員434社対象に実施した調査で回答を得られた売上部分を先行集計した結果と、有力非会員386社の売上高推計を加えて算出した。

 大幅伸長の要因についてJADMAでは、通信販売が「コロナ禍の購入手段として活用された」と見る。「通販市場の傾向として、モール系が好調であること、商材では家電系や家具、食品系など、在宅時間を充実させる目的の商品が好調であることが挙げられる」

 20%以上の伸び率は、1982年度の調査開始以来、初めて。連続増加記録は22年に延びた。直近10年の平均成長率は8.7%となっている。

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