オリザ油化 藤茶エキス 開発・上市 (2021.9.23)

新素材 藤茶エキス_写真①

体重管理と肝臓ケア 2大機能を訴求
 ブドウ科ノブドウ属植物で伝承薬的な利用もされてきた「藤茶(とうちゃ)」を起原原料にした食品向け抽出物を、オリザ油化(愛知県一宮市)が新たに開発した。近く上市する。内臓脂肪減少や脂肪吸収抑制などといった体重管理機能の他、肝臓ケア機能を訴求する新規素材として打ち出す。体重管理機能については、ヒト試験で有効性を確認。機能性表示食品対応素材として展開していくことも視野に入れている。

アンペロプシンを規格
 オリザ油化が新たに開発したのは『藤茶エキス』。有効成分は、藤茶に含まれるフラボノイドの一種であるアンペロプシン。同成分の含有量を50%以上と高濃度で規格化した製品を開発した。来月都内で開催される「食品開発展」に出展するのを機に上市する。

 藤茶の食経験は非常に長い。中国貴州の少数民族が600年以上にわたりお茶として愛飲してきたといわれる。また、アンペロプシンについては、高めの尿酸値を巡る機能性表示食品の機能性関与成分として届出実績がある。

 藤茶エキスは以前から国内で流通されているものの、同社では、アンペロプシンを規格化するとともに、抗肥満機能および肝臓保護機能に関する一定の科学的知見を備えた新規素材として藤茶エキスを発売する。抗肥満機能についてはヒト試験で有効性を検証。内臓脂肪減少機能の他、脂質吸収抑制機能をそれぞれ確認した。いずれも、プラセボとの比較で有意差が認められたという。有効摂取量は、1日あたり250㍉㌘。

 一方、肝臓保護機能は、肝障害モデル動物試験およびイン・ビトロ試験で確認。肝臓機能の指標となるGOTやGPTの上昇抑制機能が認められた他、肝細胞障害抑制機能が確認された。

 同社によれば、藤茶エキスには、脂肪に対する蓄積抑制機能と分解機能の両方があると考えられる。また、脂肪吸収抑制機能も確認されており、これらの働きが一体となる形で抗肥満機能や肝臓保護機能の発揮が期待できるという。

【写真=藤茶エキスの原料となる藤茶葉。中国・貴州の少数民族がお茶として愛飲してきた(画像提供:オリザ油化)】




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