有胞子性乳酸菌に死菌型 サビンサ、要望受けて新発売(2021.10.7)


 死菌タイプの有胞子性乳酸菌の原材料販売をサビンサジャパンコーポレーション(東京都豊島区)が10月から開始する。同社は生菌タイプの有胞子性乳酸菌の販売を手掛けているが、最終商品製造時の制約が生菌に比べて少ない死菌を求める声が以前から寄せられていた。要望を受けてラインナップに加えた。

 サビンサジャパンが新発売する死菌タイプの有胞子性乳酸菌は『イミュノスポア(ImmunoSpore)』。同社が以前から販売している生菌タイプ有胞子性乳酸菌『ラクトスポア(LactoSpore)』の姉妹品で、北米を中心に海外市場で販売が進んでいた。これを初めて日本市場に導入する。

 有胞子性乳酸菌は、胃酸や胆汁に対する高い耐性を有していたり、腸内で比較的容易に増殖したりできることを特徴とする乳酸菌。有胞子性乳酸菌の業界認知度が高まったことなどを受け、ラクトスポアの需要も伸びていった。現在、通信販売や輸出向け商材を中心に供給量が堅調に推移している。そのなか、新たに死菌タイプを市場投入することで、生菌であることを理由に採用を見合わせていた販売会社などに対して、有胞子性乳酸菌の利用を積極的に提案していく考えだ。

 物性上の特性を背景に、ラクトスポアは元々、一定の加熱が必要な一般加工食品にも配合される動きが海外で見られていた。そうした特性を生かしつつ死菌化されたイミュノスポアは、展開可能な最終商品の幅が大きく広がることになる。また、最終商品を製造する工場に関する制限がなくなるメリットも大きい。

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