中原 酵母プロテインを上市 (2021.10.21)


緩やかな吸収、持続可能性など訴求
 中原(さいたま市南区)は今月、「酵母プロテイン」を上市した。パン酵母の細胞壁から抽出したもので、タンパク質含量は80%、BCAA含量は約20%、アミノ酸スコアは100。他のプロテインと遜色のないことを訴求する。持続可能性のある環境負荷の少ない点も特長として打ち出している。

 同社では、酵母プロテインの他の特長として、緩やかな消化吸収速度を挙げている。これにより、血中のアミノ酸濃度を長時間維持でき、運動後の筋肉分解を抑制する働きや、満腹感を高める働きが期待できるとする。アスリート向けやダイエット用サプリへの利用も勧める。

 このほか、同素材について中原は、タンパク質1㌘あたりの体重増加量から試算した「タンパク質効率比」のほか、「タンパク質消化吸収率」の双方で、他のプロテインと同等かそれ以上の分析データを用意。同素材の利点を訴える。

 一方、素材のコンセプトである「持続可能性」については、酵母発酵時にサトウキビ糖やビート糖を利用するが、廃水はサトウキビとビートの栽培に有機肥料として再利用可能と示す。製造工程で発生する二酸化炭素排出量と水の使用量についても、動物の飼育や植物の栽培に比べると少ないという。

 同素材は機能性研究が進行しているところ。臨床試験では摂取後の筋肉増加への影響が調べられている。臨床試験以外では、腸内フローラ調節機能とサルコペニア抑制機能が検証されているほか、酵母タンパク質の栄養評価が行われているところだ。

 また、中原は同素材を「乳や大豆アレルギーの人も利用できる」と訴求し、さらなる新規顧客開拓を推進していく考え。同社は現在プロテイン素材として、「パンプキンシードプロテイン」と「ライスプロテインパウダー」を揃えている。酵母プロテインが現在のランナップで3素材目になる。

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