CBD水溶化技術で特許 11月より本格的に販売開始 吉兆堂(2022.11.7)


 創業は大正12年、現在健康食品事業としてはCBD事業やOEM供給を手掛ける吉兆堂(神戸市中央区)が、従来の課題であった「苦味」を大幅軽減したCBDの水溶化技術の開発に成功したと10月31日に発表した。ヤマサン(東京都豊島区)との共同開発で、共同特許(特許第7140865号)を取得している。

 同原材料をCBD濃度6%で規格化し、11月から本格的に販売を始めている。微粉末のため、ドリンク、サプリメント・タブレット打錠・入浴剤の原材料・OEM供給にも対応。濃度を抑えたスティック分包としての製品化もしている。

 このたび1年半をかけて新規に開発した同原材料は、乳化剤を使っていないため、苦味が無く、食品自体の味を生かすことができ、幅広いレシピに対応可能。サプリメントだけでなく、食品や化粧品の製造もしやすいという。

 安全性については、米国とスイス2カ国の提携工場から安定供給された、成熟した茎のみを原料に抽出し品質管理を徹底。第三者機関の分析によってTHC非検出を確認済みで、厚労省の確認を受け正規輸入した後、国内にて水溶性粉体化しているという。
 また、半年の加速試験でも沈殿や油浮きせず、常温では半年以上経過してもCBDの減少がほぼないことを確認。高品質かつ安全、安定供給という隙のない体制を整えている。

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