乳酸菌K‐1の独占販売契約締結 亀田とアイルランドのケリー社

(2022.12.12)


亀田製菓(新潟市江南区)は12日、同社が保有する「植物性乳酸菌K‐1」について、プロテインのほか食品・医薬品原材料などを取り扱うアイルランドのケリー社との間で、ケリー社が米国や欧州などでサプリメント及びペットフード用途で独占的に販売するライセンス契約を締結したと発表した。契約締結日は1128日。


発表によるとケリー社は、乳酸菌K‐1が植物性の米由来であること、加熱殺菌体のためどのような食品にも使いやすい「利便性」があることに注目してきたという。その中で、乳酸菌市場にさらに注力していきたいケリー社と、乳酸菌K‐1でグローバルに健康に寄与していきたい亀田製菓の思惑が一致し、今回の契約締結に至ったとしている。


ケリー社ヘルス&ニュートリションのリーダーであるダン・ベンソン氏は「消化器、免疫、認知、乳幼児、女性の健康を改善するポートフォリオに、亀田製菓の乳酸菌を組み入れる機会を得たことに、私たちはワクワクしています」とコメントしている。


乳酸菌K‐1の論文はこれまでに18報が発表されている。機能性表示食品の機能性関与成分でもあり、9日時点の届出件数は40件。「便通改善」と「肌の保湿機能」の2つのヘルスクレームが届け出されている。

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