イヌリンで肌の保湿を初表示 ターミナリアは尿酸値抑制が初 6日更新(2023.2.6)


 消費者庁は6日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新たに12件の届出を発表した。今回の更新では、機能性関与成分がイヌリンで、「肌の健康」を訴求する初めての届出があった。

 届出者は、砂糖由来のイヌリンを原材料供給するフジ日本精糖(東京都中央区)。機能性は研究レビューで評価し、ヘルスクレームは「本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンは肌の保湿力(バリア機能)を高め、肌の弾力を維持することで、肌の健康を守るのを助ける機能があることが報告されています」とした。

 同社はこれまでイヌリンで、「血中中性脂肪の低下」「血糖値上昇の抑制」「腸内フローラを整えて便通改善し、おなかの調子を整える」の3つの機能で届け出ており、今回の届出で4つの機能を打ち出したことになる。

 このほか、ターミナリアベリリカ由来没食子酸で「食後の尿酸値の上昇を抑える」の機能性表示が初めて届出された。届出者は東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)。同成分ではこれまでに、「食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする」、「肥満気味な方のお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)とBMIを減らすのを助ける」の機能が届出されていた。

 今回の更新で、今年度H番台の届出件数は937件となった。

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