水素ゼリーの「機能性」投入 新菱 独自開発の水素包含原材料(2023.4.6)


 三菱ケミカルグループでヘルスケア事業を展開する新菱(北九州市八幡西区)が、独自開発の水素原材料を用いた機能性表示食品の販売を6月から開始する。2019年から販売開始する健康食品「高濃度水素ゼリー」を機能性表示食品に切り替えて市場での提案を強化していく。同社が機能性表示食品の販売を始めるのは初めて。

 同品は、水素分子を機能性関与成分に、「ストレスを抱えている女性の方の睡眠の質(睡眠時間延長感)を高める」ことを訴求するゼリー商品。

 同社によると、水素分子を水素水として摂取する場合、水素分子に対する溶解度は非常に低く、大量の水素を体内に取り入れることは困難だとしている。

 同社では、以前取り扱っていたコラーゲンの製造時にゼラチンに気泡が発生する条件下の発見からその技術を応用し、「水素分子の微細な泡をゼラチンなどの高分子内に分散して保持させる」技術を確立していた。市販の多くの水素水の水素濃度(0.4~0.8ppm程度)に対し、同社商品の水素濃度は数十倍の30~40ppmを実現したという。

 同品の販売は、同社通販サイトやアマゾン、楽天など。全国の百貨店でPOP UPストアなど期間限定販売も行っている。

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