DgS、健食15カ月連続増 化粧品は16カ月連続 3月商業動態統計(2023.5.8)


 経済産業省調査統計グループが4月28日に発表した2023年3月分の商業動態統計速報によると、ドラッグストア(DgS)における「健康食品」の販売額は208億円で、前年同月比は2.6%増の15カ月連続増となった。「ビューティケア(化粧品・小物)」は同8.5%増の845億円で16カ月連続増となっている。

 経産省の担当は、「昨年後半から全体的に好調。コロナ禍の収束とともに外出する方が増えたことが、DgS売上の伸長に繋がっているのではないか」と語る。3月の健食は生活習慣に関わるサプリが好調、化粧品は日焼け止めやカウンセリング化粧品などが好調だという。また調剤医薬品は花粉症対策の医薬品が好調。今年は例年より花粉飛散量が多かったことも、原因の一つのようだ。

 3月のDgS全体の販売額は、6712億円で前年同月比は7.8%の増加。23カ月連続でプラスが続いている。

 販売額が増加した商品カテゴリーは、「OTC医薬品」が10・7%増、「食品」が同10.1%増、「調剤医薬品」が同10.7%増、「その他」が同1.4%増、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」が同5.2%増と、全体的に各項目が好調となっている。減少したカテゴリーは「ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー」の同2.6%減、「トイレタリー」の同2.3%減だった。

Clip to Evernote

ページトップ