サイキンソー 健康食品事業に本格参入 腸内環境研究の社会実装へ(2023.6.12)


 腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発・提供する腸内環境研究企業サイキンソー(東京都渋谷区)が、健康食品ブランド「マイキンソーフード(Mykinso Food)」を立ち上げた。同社が9日発表した。

 「細菌叢で人々を健康に」をモットーに、これまで腸内フローラ検査を通して多くの人々の腸内環境を可視化してきたサイキンソーが目指す「腸内環境研究の社会実装化」の一つとなる。同社は、同事業を通して現代人の深刻な課題「食物繊維離れ」や「偏菌状態」に寄り添い、腸内環境を整えるサポートを行う考え。

 その第1弾が機能性表示食品「酪酸菌を増やすバー」(1本300円、7月販売予定)で、機能性関与成分は小麦由来アラビノキシラン。「善玉菌(酪酸菌)を増やすことで、腸内環境を改善する」機能を訴求する。

 同品の原材料は、小麦の製粉工程で廃棄される小麦ふすま。同社はこうしたアップサイクル素材に着目し、健康食品の開発を目指す。また、新しい食品を開発しながらユーザーとの接点を増やすこともマイキンソーフード事業の役割だとし、腸内環境研究の必要性を広く訴えていく。

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