DgS健食、20カ月連続増 前年同月比5%増 8月商業動態統計
(2023.10.2)


 経済産業省調査統計グループが9月28日に発表した2023年8月分の商業動態統計速報によると、ドラッグストア(DgS)における「健康食品」の販売額は251億円。前年同月比は5,3%増で、20カ月連続増となった。また、「ビューティケア(化粧品・小物)」も同じく同12.9%増の923億円でこちらは21カ月連続増となっている。

 経産省は「6~8月の今夏は、健食はずっとビタミン系、ダイエット系などのサプリメントが好調。化粧品も同じく先月と同様にメイク系、日焼け止め系、制汗剤系が好調だった」とコメントした。
 8月のDgS全体の販売額は、7290億円で前年同月比は7.6%と増加。28カ月連続増と好調が継続中。食品関連は依然として好調が続いており、8月も同13.4%と2ケタ増が続いている。

 販売額が増加した商品カテゴリーは、「調剤医薬品」が同10.2%増、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」が同7.5%増、「トイレタリー」が同6.8%増、「OTC医薬品」が1.3%増、各カテゴリーは全体的に好調が続いている。減少したカテゴリーは「ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー」が同10.4%減、「その他」が同9.5%減だった。

 ヘルスケアが2ケタ減の理由については、コロナ禍が落ち着きを見せ、体温計や消毒薬の売行きが落ちていることに加え、連日の猛暑日のため、マスク着用者が激減していることが大きいと経産省はみている。

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