2回続けて一ケタ台の届出更新 国立栄研の安全性データなど影響か(2023.11.16)


 消費者庁は14日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新たに4件の届出を発表した。これにより、2023年度I番台の届出数は749件となった。前回の届出更新が行われた10日は新規届出が6件だったため、2回続けて一ケタ台の届出数となっている。

 届出数が以前より少なくなっている中で、業界関係者からは「国立健康・栄養研究所が提供していた安全性データが使用できなくなったことで、消費者庁からの差し戻しが増えた」という声が聞こえてくる。さくらフォレストの問題が、届出に影響しているのではないかという声もある。今年度はこれまで過去最速ペースで届出件数が積み上がっていたが、今後の動向に注視する必要がありそうだ。

 今回は、ビフィズス菌BB536、ジャバラ果皮粉末エキス(指標成分:ナリルチン、クロロフィルab)、エラグ酸、ローズヒップ由来ティリロサイドをそれぞれ機能性関与成分にした届出があった。

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