納豆菌の新原材料を上市 帝人目黒研 加熱殺菌体で使いやすく(2024.2.19)


 帝人のグループ会社でプロバイオティクス原材料を製造販売する帝人目黒研究所(大阪市中央区)は、短鎖脂肪酸の産生促進の機能を持つ納豆菌の加熱殺菌体「モルビオ納豆菌」を開発した。3月1日から市場投入する。既存原材料の生菌の納豆菌BN株を基に開発したもので、サプリメントはじめ、一般食品などへの採用につなげていく。

 同社では1968年から納豆菌BN株を販売し、医薬品やサプリメント、飼料分野で利用されてきた。一方で、納豆菌は加熱や洗浄などの工程を経ても耐久性の高い芽胞(がほう)が残存する可能性もあり、菌の発芽や増殖などによって生産ラインでの取扱い上の難点があった。

 今回開発した「モルビオ納豆菌」は、加熱殺菌体にすることで発芽や増殖の影響を受けることなく、製造工程での取扱いが容易になったという。

 同納豆菌の機能性について同社では、昨年開催された日本食品工学会、第70回記念大会において、整腸作用に関わる短鎖脂肪酸の産生促進や、一部の乳酸菌、ビフィズス菌の菌量を増加させることを腸内細菌叢モデルを用いた試験の研究成果を発表していた。

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