独自の植物性乳酸菌が筋肉細胞に作用 大阪ソーダが九大と 細胞試験で確認(2024.4.4)


 大阪ソーダ(大阪市西区)は、独自開発の健康食品、化粧品原材料「植物性乳酸菌OS‐1010」について、ミトコンドリア活性を向上させることや、腸管細胞から分泌されるエクソソームを介して筋肉細胞に作用することを細胞試験で確認したと発表した。九州大学大学院農学研究院の片倉喜範教授の研究チームとの共同研究成果。同社が3月28日発表した。

 同研究成果は、国際学術誌「Cytotechnology」に1月26日付で論文掲載された。

 この論文では、植物性乳酸菌OS‐1010の機能性と作用メカニズムに関する研究をまとめており、同乳酸菌の加熱殺菌体が、腸管細胞から分泌されるエクソソームを介して、筋肉細胞のミリコンドリアの数と面積を増加させることでミトコンドリアの活性を向上させることを見出した。また、このエクソソームは、ミトコンドリア生合成に関わる因子やミトコンドリア遺伝子の転写調節因子の発現が促進されるとともに、長寿やアンチエイジングに関わるシグナル伝達経路に作用するmiRNAも有意に増加することも確認した。

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