ファンケル新中計 「再興2026」を策定 海外事業 成長ドライバーに プレシニア層向けサプリ開発も(2024.5.9)


 ファンケル(横浜市中区)が2024年度を初年度とする3カ年の新たな中期経営計画「再興2026」を策定し、8日発表した。国内の事業基盤をさらに強固にするとともに、海外事業に積極的に投資し、成長ドライバーに育成させる。新中計最終年度の26年度に売上高を23年度比で221億円プラスの1330億円、営業利益を64億円プラスの190億円に引き上げる。

 「再興2026」では、同社グループが創造したい未来を、すべてのステークホルダーに明確に伝えるため、「豊かな地球環境」「健やかな暮らし」「誰もが輝く社会」の3つを重点テーマに定めた。

 テーマのひとつ「健やかな暮らし」では、生活の質(QOL)の向上、経済価値と社会価値を両立させるため、健康事業、美事業の2つの事業を確立させる。健康事業では、プレシニア層・シニア・女性特有の健康課題を解決する製品の強化や、基本栄養素の適切な摂取の推進を踏まえ、「独自性のある製品で『健康』に悩む人々の『不』を解消」させる。美事業では、基礎スキンケアを中心に顧客を拡大させることで、「無添加化粧品で『肌不調』に悩む人々の『不』を解消」させる。

 健康食品事業の具体的な戦略として、従来の中心層である40~50代女性に加え、健康寿命の延伸と医療費削減においてキーとなる世代の55~64歳のプレシニア層を開拓する。そのプレシニア層向けに、まずは既存品のリニューアルを進めながら、抗老化や運動機能改善を訴求するサプリメントを25年度以降に上市する。

 健康食品の海外事業では、中国市場に向け越境ECでのブランディングや商品育成などに取組みながら、一般貿易での保健食品のラインナップの拡充、販売チャネルの拡大を図る。またASEAN向けの新ブランドを立ち上げ、まずはベトナム市場を開拓し、インドネシアへの展開も計画する。キリングループのブラックモアズとの協業領域も検討していく。

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