桜の花エキス 新食品原料に 中国市場の開拓を推進 オリザ油化(2025.5.15)
オリザ油化(愛知県一宮市)は、製造販売する美容健康食品原材料「桜の花エキス」が、中国の国家衛生健康委員会から正式に新食品原料として登録されたと発表した。登録日は2025年4月25日付。今月7日から国家衛健委オフィシャルサイトで開示された。同社が8日発表した。
中国の新食品原料への登録は基準が厳格な認証制度で、オリザ油化では様々な追加試験を実施し、「7年以上の歳月を経ての登録」だとしている。同社では今年1月に新食品原料として登録されたマキベリーエキスがあり、桜の花エキスで2件目の登録原料となる。
同社によると、「すでに食用の関山桜の花そのものが新食品原料として登録されていますが、安全性に対する基準がより厳しい『含水エタノールにより抽出した桜の花エキス粉末』としては初となる」としている。また、由来原料として、日本の桜であることが関山桜との違いであり、大きな差別化ポイントだという。
同社では、桜の花エキスの中国国内への輸入・販売、一般食品をはじめサプリメントなど食品全般への配合提案を進めるとともに、模倣品対策として同社が持つ商標「Florabella」をトレードマークとして商品パッケージへの記載を促し、ブランディング化していく方針だ。