日本生物科学 創業50周年に約200名参集 新たにアスタキサンチン上市へ(2025.5.29)


 日本生物科学研究所(大阪市福島区)は27日、創業50周年記念祝賀会を大阪・リーガロイヤルホテルで開催し、健康食品関連の取引先など国内外から約200名が参集した。ナットウキナーゼで市場をリードする同社だが、次の柱商材としてアスタキサンチンを事業化する方針を明らかにした。

 最初に挨拶した東建一郎社長は、健常寿命延伸が今後重要視される事案だとし、すでに海外45カ国に展開しているナットウキナーゼのエビデンスを積み上げる考えを示した。また、ナットウキナーゼに次ぐ柱商材の育成についても触れ、優れた抗酸化機能を持つヘマトコッカス由来のアスタキサンチンを新たな機能性食品原材料のラインナップに加えることを発表。大分県・国東半島の九州工場近くに「九州培養プラント」を新設し、東大発ベンチャーのアルガルバイオ社の協力を得て、屋内施設でのヘマトコッカスの培養方法を確立した。具体的な供給時期などは明らかにしていないが、今夏から供給を始めていくようだ。

新社長に東潤一郎氏
 また、新たな代表取締役社長に東潤一郎副社長を昇格させる人事を発表した。東建一郎社長は代表権のある会長に就任する。

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