ウェルエイジサプリ、販売を再開 ファンケルの加齢対策サプリ、まずは定期便で販売(2025.9.22)


 ファンケル(横浜市中区)が今年6月から一時販売を休止していた機能性表示食品のサプリメント「ウェルエイジプレミアム」の販売を16日に再開した。自社通販の定期便(定期割引サービス)のみの申込みを受け付けている段階だが、今後は直営店での販売を進めながら、ドラッグストアなど一般流通にも販売チャネルを広げていくことになりそうだ。

 「ウェルエイジプレミアム」は今年4月中旬に販売を開始し、計画比400%という当初販売計画を大幅に上回る売れ行きを示した。通販を中心に購入が相次ぎ、5月中旬には自社通販、直営店などで順次、販売休止を伝えていた。主要原料とするキンミズヒキが材料不足の状況から、「安定的な製品の提供が伴わない」として一時販売を停止し、販売再開は今秋以降だとしてキンミズヒキの栽培調整を進めていた。

 同品は「中高年の前向きな気分を維持する」「一時的な疲労感を軽減」「活気・活力を維持」することなどをヘルスクレームとするサプリメント。機能性関与成分はキンミズヒキ由来アグリモール類。

 キンミズヒキはバラ科の植物で、葉を煎じて飲用するほか、若芽は和え物などとして食べられてきた。同品に使用しているキンミズヒキは葉の部分を乾燥、抽出、分離・濃縮、粉末化している。製品化にあたって同社では、キンミズヒキの使用する部位や収穫時期の管理、成分含量、成分パターンなど原料の調達、品質管理を徹底。活性成分とするアグリモールBを効率的に取り出す製法を確立したファンケル独自の機能性食品原材料。最終商品の販売前にキンミズヒキの研究成果に関するリリースを発表の後、複数のメディアが報道したことで大きな反響が寄せられていた。

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