ボタンボウフウ由来で新規成分 「プテリキシン」 脂肪蓄積抑制のHC(2025.12.1)
消費者庁は11月28日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新たに13件の届出を公開した。これにより、2025年度K番台の届出は284件になった。今回の更新では、新規の機能性関与成分として「ボタンボウフウ由来プテリキシン」が届出された。
同成分はクマリン系化合物の一つで、細胞試験で脂肪蓄積の抑制のほか、アディポネクチン発現促進等により脂質代謝に関わることが見出されている。
今回届出されたヘルスクレームは、「本品にはボタンボウフウ由来プテリキシンが含まれます。ボタンボウフウ由来プテリキシンは食事の際に飲むことで、肥満気味の健康な方の内臓脂肪量を減少させ、ウエスト周囲径を減少させる機能が報告されています」。
届出者は喜界島薬草農園(鹿児島県大島郡)で、サプリメントで届け出た。なお、これまでボタンボウフウ由来成分としては「クロロゲン酸」が届出されており、届出数は18件だった。
また今回は、新規機能性関与成分として「22A‐3乳酸菌(L. plantarum 22A-3)」も届出された。届出者は丸善製薬(広島県尾道市)。肝機能維持を訴求している。
このほか、これまでに届出されている機能性関与成分「松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3」の別名も今回届出された。「オニマツ樹皮由来プロシアニジンB1及びB3」で、従来の成分名で届出実績のある東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)が届け出た。