サンクト、Pluminoと契約 販売代理店に アミノ酸供給網を抜本再編(2026.3.5)
サンクト(東京都江東区)がアミノ酸供給網の再編に踏み出した。中国の大手バイオ企業、梅花生物科技集団(Meihua Holdings Group)が協和発酵バイオのアミノ酸事業を承継して設立した「Plumino Biotechnology Singapore (以下Plumino)」と、食品用途向け製品の販売代理店契約を締結した。契約発効日は2026年2月1日。かつて国内市場で高い信頼を誇った協和発酵バイオの品質基盤を継承するPlumino製品を自社供給網に組み込むことで、アミノ酸事業の次なる成長局面へ舵を切る。
今回の再編は、調達体制の「複線化」によるリスク分散にある。同社はこれまで中国・新生源製アミノ酸などを主力としてきた。今回、起源原材料がタイ、米国、EUなど多地域に広がるPlumino製品を併せて取り扱うことで、単一供給源への依存を回避する。地政学リスクや原材料価格の変動が激しい昨今、必要に応じてラインを柔軟に組み替えられる体制を整えたことは、国内ユーザーへの安定供給において大きなアドバンテージとなる。
同社のアミノ酸事業を支えるのが、強固な供給網と品質保証部門の存在だ。安定供給に関して全国12カ所に展開する国内倉庫を活用し、スピード感ある供給体制を構築する。月間100~200t規模の大口需要にも即応可能な在庫管理を行い、リードタイムの短縮と安定供給を両立している。
品質に関して、約10名の専門スタッフを擁する品質保証部門が、多国籍にわたる原材料の規格確認やロット管理を横断的に担うことで、高水準な品質体制を実現している。