KW乳酸菌、花粉対応を訴求点に 免疫介す機能 グローバル展開に向け前進 キリンHD(2026.4.9)


 キリンホールディングス㈱(東京都中野区)が、独自機能性素材「KW乳酸菌」の事業化に向けて動き出した。これまでアイケアを訴求点とする機能性表示食品や、アレルギーに対する研究成果などをアナウンスするなどエビデンスを持つ素材として進めていたが、グループ内での展開にとどまっていた。今回新たに、軽症・中等症の花粉症症状緩和に関する新たなエビデンスを得た。今後、グローバルで展開しているプラズマ乳酸菌同様に、グループ横断での市場提案、原材料の外部導出による市場への提案が進むことが予想される。

 KW乳酸菌の事業進展について同社は今年2月、ヘルスサイエンス事業のグローバル展開を加速させるための独自機能性素材として、プラズマ乳酸菌やシチコリン、ファンケルのキンミズヒキとともにKW乳酸菌の活用を挙げている。

 また、KW乳酸菌は2019年にアイケアを訴求する機能性表示食品として、プラズマ乳酸菌と同じ「イミューズ」ブランドで販売展開していくことを発表していたが、プラズマ乳酸菌の国内外の事業化が先行していたため、KW乳酸菌の取組みが遅れていた側面も少なくない。

 今回発表した研究成果は、KW乳酸菌の抗アレルギー作用に関わるメカニズムの一端を、ヒト樹状細胞において明らかにしたもの。また、KW乳酸菌由来RNAが細胞内受容体に認識されることでIL‐12産生が誘導されるといった作用メカニズムの一端もわかった。

 同社ではこの研究成果を得て、「ヒト樹状細胞を用いて抗アレルギー作用の仕組みが示されたことで、花粉症などアレルギー性鼻炎症状に対する乳酸菌によるアプローチの科学的根拠がさらに強化されたと考える」としている。

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