S1PCの抗老化作用報告 熟成ニンニク抽出液に含有 湧永製薬ら(2026.5.14)


 湧永製薬㈱(東京都新宿区)と(一社)プロダクティブ・エイジング研究機構(ⅠRPA)は8日、共同研究成果として熟成ニンニク抽出液に含まれる成分・S1PC(S‐1‐プロペニル‐L‐システイン)の抗老化作用に関する作用機序を発表した。同日、都内で開いた「世代を超えた健康長寿の未来に新たなエビデンス」と題した発表会で報告した。

 発表会で挨拶した湧永寛仁社長は、生ニンニクに含まれていない、ニンニクを熟成させることで得られる成分のS1PCのこれまでの研究成果を取り上げながら、「老化はコントロールできる」といい、健康寿命延伸に向け今後も研究を追求していく方針を述べた。

 同社はS1PCについて、老化を抑制することを2016年に確認していたが、その作用機序は不明だった。以降、解明を進めるなかでIRPAに協力要請し、今回の作用機序報告となった。

 今回見出した作用機序は、S1PCが脂肪組織の酵素・LKB1に働きかけることで細胞外NAMPTを含む細胞外小胞の血中への分泌を促進し、視床下部を介して加齢に伴う筋力低下を改善することをマウス試験で証明した。さらに25mgのS1PCを摂取させたヒト臨床においても、脂肪量の多い被験者で血中の細胞外NAMPTが増加することを確認している。

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