特集コラーゲン需要開拓へ タンパク補給へ用途拡大(2026.8.6)
「美容のコラーゲン」から「日常のタンパク質補給」へ。コラーゲンペプチドの提案領域に変化が生じている。美容需要が市場の土台であることに変わりはないが、各社が次の展開先として見据えるのは、スポーツ、シニア、介護食、一般食品だ。特に、乳由来タンパク質の価格上昇を背景に、WPCなどとの併用や一部置き換えを提案する動きが目立つ。成熟した美容市場に続く需要として、タンパク質補給をどこまで育てられるか。各社の取り組みを追った。
市場の規模感を示すのが、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合の販売量統計だ。2025年度実績では、食用、医薬用、工業用、輸出用を合わせたコラーゲンペプチドの販売量は、前年度から340㌧減の5274㌧となり、3年連続で減少した。このうち、主力の食用は前年度比6%減の4648㌧。調査対象は加盟企業7社。
ただ、本紙取材を総合すると、海外メーカー品や同統計の対象外となる企業分を含む国内市場は、年間約6000㌧とみられる。市場全体は横ばい圏で推移しており、組合統計の減少をそのまま需要減と捉えるのは早計。価格競争力を持つ海外品の採用などを背景に、供給企業間でシェアが移っている可能性がある。
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