キリンHD、加サプリ企業を買収 北米事業を強化 ヘルスサイエンス シナジー創出へ(2026.8.10)
キリンホールディングス㈱(東京都中野区)がヘルスサイエンス事業のさらなる拡充、グローバル展開を見据え、カナダのサプリメント大手 ジェイミソン・ウェルネス社(オンタリオ州トロント)の全株式を取得し子会社化する。買収額は約18億9800万カナダドル(約2183億円)。完全子会社化するための手続きを開始したと7日発表した。
ジェイミソン社は1922年の創業。ビタミン・ミネラル、コラーゲンなどサプリメントの販売を手掛け、北米を中心とした強固なブランド、販売ネットワークを構築している。2025年12月期の業績は売上高が8億2200万カナダドル(約945億円)、当期純利益は6200万カナダドル(約71.3億円)。
キリンでは以前より、北米における事業基盤の構築を検討していた。今回のジェイミソン社の子会社化は、キリンが持つ発酵・バイオテクノロジーを基盤とした研究開発力、ブラズマ乳酸菌やシチコリンなど高付加価値の独自素材、日本を除くヘルスサイエンス領域のBtoC事業を統括する完全子会社のキリンヘルスサイエンスインターナショナルの事業基盤との補完性が期待されるとし、ヘルスサイエンス事業のさらなる成長加速を実現できると判断した。
ジェイミンソン社との連携について、①販売ネットワークの相互活用による事業展開地域及び顧客接点の拡大②高付加価値素材を活用した商品展開③研究開発及び商品開発力の強化④共同調達による効率向上⑤事業運営体制の最適化などのシナジー創出を見込んでいる。