シニアニュートリションの拡充を目指すDM三井製糖 高齢者宅配弁当・SLC社の全株式取得

(2026.9.15)


 DM三井製糖㈱(東京都港区)は、高齢者専門宅配弁当などを展開する㈱シニアライフクリエイト(SLC、東京都品川区)の全株式を取得することを決定した。これにより、DM三井グループが培ってきた栄養・健康領域の知見と、SLC社の食事提供機能および地域に根差した顧客接点を組合わせ、病院・施設から在宅までをつなぐシニアニュートリション事業の拡充を目指す。10日発表した。

 シニアニュートリションとは、高齢者一人ひとりの健康状態や生活環境に応じ、適切な食と栄養を通じて健康の回復、ADL(Activities of Daily Living、日常生活を送る上で最低限必要な基本的な動作)維持、健やかな生活を支援するというもの。

 DM三井製糖はSLC社との連携により、①在宅接点×栄養管理の継続②病院・施設×商品企画・栄養提案を行う。具体的に①では、同社グループが持つ病院との接点や、栄養療法の専門メーカーであるグループ会社のニュートリーが培ってきた栄養療法の知見と、SLC社の地域ネットワークを組み合わせる。これにより、医療・介護従事者と連携しながら、退院後も在宅で適切な栄養管理を継続できる支援体制づくりに貢献する。

 ②では、SLC社が持つ商品企画や供給力と、同社およびニュートリーが培ってきた医療・福祉領域での知見やノウハウを組合わせ、病院や介護福祉施設の多様なニーズに応える商品・サービスの開発を推進する。このほか、同社グループが管理栄養士をはじめとする医療・福祉従事者との学会活動や有識者との連携を通じて培ってきた知見を活かし、個々の病態や栄養状態に応じた栄養提案の充実を図る。

 中期経営計画でDM三井製糖は、砂糖事業で創出した経営資源を成長領域であるライフ・エナジー事業へ戦略的に再配分する方針を掲げている。その重点領域の一つであるシニアニュートリション領域では、これまで医療分野で使用される病態別製品にも糖質素材を活用してきた。

Clip to Evernote

ページトップ